折々のみことば 聖ローズ=フィリピン・デュシェーン
2023年11月17日
11月18日は、聖心会の聖人、ローズ=フィリピン・デュシェーンのお祝い日にあたり、以下の聖書の言葉をお届けします
そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。(ルカ5章3節-6節)
ローズ=フィリピン・デュシェーンは1818年、4名の修道女と共にレベッカ号で出帆し、困難な船旅を経て、米国のニューオリンズに到着しました。その後ミシシッピ川を40日間北上し、ミズーリ州セントルイスを経て、すぐに近隣のセントチャールズで丸太小屋の学校を開きました。彼女は先住民のために働きたいという願いがあり、それが叶ったものの、彼女の人生は苦労の連続でした。当時の船旅はどれほどの困難と危険と隣り合わせの旅だったでしょう。未来に困難があることを知りつつも、神の愛に心から信頼し、みこころの愛を伝えに未知の世界へと漕ぎ出した聖女の勇気と信頼に与り、私たちも生きてゆくことが出来ますように。