「私の心の中には二つの愛の火が燃えています。
一つは神への愛と、もう一つは生徒への愛です。」
聖マグダレナ=ソフィア・バラ

聖心会の創立者聖マグダレナ=ソフィア・バラは1779年12月に、フランス、ブルゴーニュ地方のジョアニーに生まれました。近所を襲った火事で母親がショックを受けたため早産で生まれた彼女は、ソフィーと呼ばれ愛されて育ちました。まさに炎の子として、非常に幼い頃から神に捉えられ、生涯を観想修道会での祈りの生活に捧げたいという、熱い望みを持っていました。

ジョアニーの生家 Joigny
ジョアニーの生家 Joigny

 司祭を目指していた兄のルイによって、当時の女子には非常に稀であった高度な教育を受けた彼女は、ルイの友人であったヴァラン神父の勧めに応え、1800年パリで、祈りと人々に神の愛を伝える教育という活動を融合させた修道会を創立します。その時、ソフィア・バラはわずか20歳でした。「神の愛に気づき、それを現していく」(聖心会会憲#4)ことは、今日まで会の使命の中心であり続けています。

ジョアニーのぶどう畑
ジョアニーのぶどう畑

 フランス革命後の混乱した社会において、特に女子教育の差し迫った必要性と、人々にイエスのみ心の愛を伝えることの必要性を実感していました。23歳の若さで総長に選ばれてから帰天するまでの63年間、常に愛と信仰に基づいた価値観と行動力で会を導き、子どもたち一人ひとりが、神の限りない愛を受けた存在であることを知り、感謝と喜びをもって他者に尽くす賢明な女性となるよう願っていました。

 その間、内部からも外部からも、会の存続を危うくするような嵐が何度も起こりましたが、ソフィア・バラは、聖心に対する深い信頼と謙遜をもってそれらの困難を乗り越え、様々な異なる立場や意見を持つ人々の間に、一致の精神が育まれるよう尽力したのです。

 1865年に帰天した時、彼女が「この小さな会」と呼んだ聖心会は、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカに広がり、89の学校と、3500人の会員を擁する会へと成長していました。

 聖マグダレナ=ソフィア・バラは、1925年、カトリック教会の聖人に列せられました。(記念日は5月25日) 


聖マグダレナ=ソフィア・バラのことば 

Maxim of St.Madeleine Sophie Barat

ソフィア・バラの残したことばを紹介します。

  • 「心とは人の最良のもの、望みや愛が宿る場です。」 
  • 「私たちはまさに人間のもっとも高貴な部分として心を理解しています。」  
  • 「たった一人の子どものためにも聖心会を創立したでしょう。」
  • 「月謝のいらない学校の設立こそ、私が以前から望んでいたことなのです。(ポアチエにて)

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 Pencil sketch of St. Madeleine Sophie Barat by Pilar de la Herran rscj (ESP)
 Pencil sketch of St. Madeleine Sophie Barat by Pilar de la Herran rscj (ESP)