主の呼びかけにこたえて
昭和二十三年七月から五年間、小林聖心女子学院で掃除等シスターズのお手伝いをしている間に、主よ、あなたは、私を呼び招き、「私と共にいてくれないか・・・」と招いて下さいましたね。私は、そんな値打ちがなく、勿論、能力がないと断ったのですが、「おまえの母の胎内にやどる以前から私は、いつも見つめて見守っていた。何もしなくてもよい。必要なことは、全部、私がやるから。私に任せなさい。唯、私と共に、傍らにいてくれないか」と。感極まっておそるおそる「はい」と、何もわからないままに返事をした私でした。