「東方の星」

2019年02月08日

1月のみこころへの道は、マタイ福音書2章で扱われている「東方の星」をテーマに話しました。東方の3人の博士たちは東方で輝く星に導かれエルサレムにやってきます。3回も使われている「東」の言葉の持つ意味を調て行くうちにマタイが読者に伝えようとしている福音の内容が見えてきます。「東」は「神と人とが向き合う接点である」ということを考えると、[東方の博士たちが東の方で星を見たので東方で見た星が彼らを先導し・・]という記述は正に東の星が博士たちを幼子に引き合わせ、彼らは礼拝者となっています。神と人とが向き合う接点といえるでしょう。そして3人の博士たちは同じ道を通らず違った道を通って帰っていきます。それは今までの彼らではなく、神を信じる礼拝者になったことを暗示しているといえるかもしれません。11人の参加者は、「神様と出会うことによって人は生き方まで変えられる」ことに驚いていました。聖書を共に読むことの面白さを感じたひとときでした。