6月のみこころの道
「6月のみこころの道」 6月18日
参加者:第五修道院では対面8人。ズーム画面には5人
講 師:シスター宇野三恵子
テーマ:「マグダレナ・ソフィア・バラの聖心会の教育」
講話の最初に音楽を聴き、静かに心と身体を整えながら心の深みまで音楽の響きに心を合わせていくエクササイズをしました。
物事の奥にある根っことの繋がりを通して神様を感じること。
音楽「神様は私を名前で呼んでくださる」の曲に、言葉に耳を傾け、静けさの雰囲気に身を置いて沈黙を恐れず、神様は私の名前を呼んでくださっていることを味わう。
聖心女子学院の教育の根底に流れている精神は「一人ひとりが神に愛されている」、「人に尽くす」、「困っている人」を見過ごさない奉仕の教育です。
ソフィーの教育の要になるのは、聖心会揺籃の時期に、4人の仲間が一致団結して「惜しみない心」をモットーにして始まりました。
人々のために、希望の創り手となるような可能性を引き出し、謙虚に惜しみない心を学ぶ愛のある教育です。
マグダレナ・ソフィアの教育の本質:
「実を結ぶ」
・・・人生の中でいのちが育つことはいのちが繋がっていること。
「つながる」
・・・自分を知ることは自分の根っこが人とどのように繋がっているかその繋がりの根っこを視ることが大切。
「与える」
・・・大切なことは若い時に、しっかりしたよいものを与えること。
「目に見えないもの、聞こえないもの、その奥にあるものが見え、聴こえるセンスを」与える教育
「二つの目。二つの耳。しかし口は一つ。」とあるように、
【よく視ること、よく聴くこと。しかし喋ることはその半分。】と表されている。
「宗教性」
・・・ 物事の本質、奥にある世界を育て、内面性を豊かにする教育。「こころ」の世界、感性を育てることは、「静けさ」「こころを落ち着かせる」体験をすることによって、神の語られる言葉に耳を傾けるようになる。
このような教育を通して若者たちは「人のために何が出来るか」を考えるようになり、「いかに生きるか」の使命を見出すようになる。
一人ひとりの感想・意見が沢山ありました。
- 聖心の教育に立ち戻る良いチャンスだった。
-「沈黙」することに恐れを感じることを経験したことがあったが、聴く力、見る力をつけるという新しい発見があった。
- 聖心の教育を受けた事は良かった。
・・・惜しみないこころその他たくさんの活発な意見がありました。
文責:シスター菅野敦子