11月のみこころの道
11月19日には「みこころの道」に11人の若者たちが集いました。今回は社会人5人の若者が自分の職場から仕事・人々との関わから学んできたことを自分の言葉で自分の考えを表現してくださいました。
【5人の登壇者】(名前は伏せています)
①「沖縄について」
② ポルトガルでのWYDの体験について
③「白百合大学院で児童文学の学び」について
④ 保育園勤務での初体験について
⑤「日本の風習に垣間見る男尊女卑」
①「沖縄について」の話は、取り残されてきた沖縄の現状を自分の体験から語られました。彼女の仕事は心理士です。傷ついている人々の心を読み取り、自分が拘わる人の心の闇と沖縄の問題とを重ね合わせて故郷である「沖縄」を振りかえり自分の想いを語られました。同じ日本人でありながら、「人間の尊厳」が無視されていることを指摘されたことに、私たちは心痛い思いをしました。
②World Youth Day:「ポルトガルーリスボンー」で今年8月に2週間開催された体験をパワーポイントで説明してくださいました。100万人の若者が集ったそうです。フランシスコ教皇様がごミサを捧げられ、若者へのメッセージを発信されました。「自分がどんなに困っていても、そんな時にこそ人々に何か良いことをする人になりなさい」と。
③白百合大学大学院での児童文学の学び 聖心大学か白百合大学かという選択で悩んで決断したけれども、白百合大学での児童文学の学びは良かったと思っている。楽しんで授業を受けているとのこと。
④保育園勤務での学び 念願の保育士として働きが始まったとはいえ、0歳児の幼児を担任。幼児の世話以外に仕事の量をこなすことの大変さを日々経験しているが、働き甲斐を感じている。1日のスケジュール表の説明は彼女の働きの動きを知ることが出来た。
⑤日本の風習に垣間見る家父長制度に想う 日本の田舎に住んでいると家父長制度の男尊女卑、男性社会の重圧がまだ残っているのを感じている。「男女平等」、「女性の尊厳」といった標語は時に空しく聞こえる時がある。このような風習を今変えることはできないと思うと、出口の見つからないところに立ち止まってしまい、「仕方がない」と諦めてしまう。「社会は変わるのでしょうか・・・?」と問いかけられた。
最後に参加者全員による感想、質問等 大変盛況でした。第五修道院のシスターたちも参加。
文責:菅野敦子