5月のみこころの道
今回はシスター青木に、「時間と霊性」についてご講義をいただきました。
初めに
冒頭で、机の上に時間に関連する言葉がプリントアウトされた用紙がいくつか置かれ、一人一人がその言葉を見て、気になったものを選ぶところからスタートしました。
心を捉えた言葉
私が心惹かれたのは、哲学者ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクの「いつも時間のない人は、わずかな働きしかしない」という言葉です。わずかな働きをしないように心がけたいという私の気持ちがこの言葉を選ばせたのかもしれません。
エクササイズでの気づき
その後、円が書かれた用紙を配布していただき、自分の24時間のタイムスケジュールを書き出しました。その際にマルチタスクを意識しながら、1日の流れを見ていきました。
私は何かをしながらスマホを使っている時間が多く、こんなにスマホに一日の内に触れているのかと、その時間の長さに少し驚きました。
学んだこと
講義では、シスター青木のエピソードも聞いたその中で「重要なこと全て成し遂げることは人間だから不可能であり、一番大事なことを選ぶ」ということを軸に、取り組まなければならないTo do の取捨選択の仕方について教わりました。
また、時間をいかにコントロールするのかではなく、コントロールするという意識を手放し、自分の限界を受け入れることの大切さや、何もしない時間を作り、他者のための時間や誰かに邪魔される時間も大切にすることも教えていただきました。
一日の終わりの振り返り
最後に1日の終わりの時間に神様と向き合い、神様の目で出来事を振り返り、荷下ろしをし、明日へ気持ちを向ける、お祈りの仕方についてのお話しは前向きに生きる力を得た感じでした。
本日の講義を受けて、他者のために時間を使うこと、時に予想外のタイミングで時間を取られてしまうことがあっても、その状況も大事にできるような自分でありたいなと感じました。
最後に
「時間」という身近なキーワードでありながらも、時に扱いが難しいと感じる領域について考えることができ、自分の時間の使い方を振り返ることができたのは有り難かったです。
(金城里奈)