江戸キリシタン巡礼

2019年05月22日

5月19日、天候に恵まれた緑美しい初夏を満喫しながら江戸キリシタン跡地を巡りました。4月は江戸のキリシタン殉教の跡地を調べ、殉教者の神への信仰がどのようなものであったかについて勉強しました。今回は都内にある江戸キリシタン跡地を3カ所訪ねました。

最初は浅草教会から小伝場町江戸キリシタン牢屋敷跡を見学し、最後に築地教会を訪ねましたが、現在内装工事中のため残念ながら、教会内に入ることは出来ませんでした。仮設教会堂で暫く静かに祈りを捧げました。

1623年家光のキリシタン迫害「1623年元和・江戸の大殉教」から400年という歳月を経ても、今も眠る碑の中に、そのの中に、殉教者たちは私たちに目には見えない「神への忠実な信仰」を生き抜いた尊さを語り掛けていることを、参加者は感じ取りました。

食事をしながら分かち合いをしました。浅草教会の何代も続いている一人のカトリック信者さんが、この教会の歴史を写真を見ながら説明してくださいました。書物や情報を伝えるインタ―ネットでは見えない時代の様子が手に取るように感じ取れたこと、経験者が生の声で、その人の人生の背後にある家族の様子を知ることにより、殉教者たちの歴史の重みを強く感じたという声がありました。大変充実した一日でした。